ブルックリンのチョコ職人 – Mast Brothers Chocolate

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ニューヨークのブルックリンに拠点を置くThe Mast Brothers Chocolate
あらゆる産業において機械化が支配的な現世において、カカオ豆の仕分けから商品のラッピングまでを手作業で行う、京都伝統職人もヨダレものなクラフトメンズのリックとマイケルマスト兄弟。

子供のような好奇心を重んじるこの二人が放つインディペンデントなクラフトマンシップを是非ともご覧頂下さい。使う素材はもちろんの事、どのようにチョコレートを手包みするかまで、自身の行動の全てを問い直す彼らは、一つとして同じではない商品を生み出す背景には不変性よりもある種の不一致感を提供したいのだそう。特に、食という本来は「均一性」から距離を置くことが自然であると考えると、不一致感こそが自然の証ではないでしょうか。

アパートの一室から航海を始めた二人は今では、マダガスカル、ベネズエラ、ドミニカ共和国、エクアドルの家庭農家からカカオ豆を仕入れ、その販売先はDean & DelucaやWhole Foodsといったお馴染みの場所からあらゆる販売先まで拡大しています。

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本来は古くから存在していた「ハンドメイド」という精神性を、それらが失われつつある現世において「新しさ」の息吹を摘み取り、価値の再構築を試みています。
一方で、逆に失われているからこそ、現世にとっては魅惑的な世界に映り、それらが失われる事への違和感を感じているのではないでしょうか。

「足元の効率性」ばかりが支配的だった20世紀を経て、21世紀の最前線に生きる者としては、「効率性」が生んだ陰と陽の両側面を見てきました。確かに「効率性」が私達の生活にもたらした便益は無数にある中、それらを今度は越えた価値を社会に証明したい、そんな感情を抱く事はとても自然であり、素直に実現していくのもいいのではないでしょうか。

しかし、本当に大事な事は「古い」「新しい」という概念ではありません。
一時古いものが時を経て新しくなり、新しいとされた事が突如古いと認識されるような、螺旋的な価値循環に振り回されるのではなく、自身の判断によって本質的に大切な事を見極めながら、一歩ずつ形にしていく事。
時代を越境できるような価値観を自身で見極め、体現していく事。そして、変化の激しい時代だからこそ、変わらない事に焦点を当て続ける事で新たな創造性の因子が発見される、そんな私達FUTURE OWNERSHIP JAPANにとっても大切にしたい主軸メンタリティの重要性を再認識させてくれます。

ちなみに、ランチは必ず毎日工房でスタッフと共に自分達で作り、一つの食卓を囲むようです。いいですね。

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