アナログ写真の魅力を後世に受け継ぐため、新感覚のインスタントフィルムの価値を訴求しているIMPOSSIBLE(以前Future Ownership Japanでも紹介した記事はこちら)。
そんなIMPOSSIBLEが2013年12月3日から仕掛ける展覧会「L’atelier par Impossible」をご紹介したい。
今回の展覧会は、IMPOSSIBLEが昨年末にクラウドファンディングで具現化した新製品「INSTANT LAB」を使った日本初の展覧会となる。
INSTANT LABとはiPhone上に保存されたあらゆる画像データをiPhoneの光でインスタントフィルムに露光する事で写真を現像する事ができるデバイスだ。使用方法も簡単で、Impossible Project Appと呼ばれる専用アプリをiPhoneにインストールしてしまえばすぐに使えるようになる。
いつの時代も技術の進化と表現の進化は切っても切り離せないが、このデバイスも従来には無いクリエイティブな作品制作を可能にしてくれるアイテム。今回の展覧会では、INSTANT LABに取り込まれた歴史的作家達のアトリエ写真を細分化した後、一枚一枚インスタントフィルムに焼き付けてから壁面上で貼りあわせ、それらを巨大なパースペクティヴに再構成したものが展示される。
森山大道氏が撮影した、写真の歴史的人物ニエプスの研究所や、サルバドールダリが晩年を過ごしたアトリエ写真など、様々な時代の幅広いアーティストの創造の現場がアートワークとして現代に蘇る。
展覧会の詳細は下記の通りなので、INSTANT LABの可能性を感じて頂きたい。
日程:12月03日(火曜日) – 1月13日(月曜日)
会場:Impossible Project Space
目黒区青葉台1-20-5 OAK BLD 2F
03-5459-5093 tokyo@the-impossible-project.com
OPENING RECEPTION :12月6日金曜日 20時〜22時 (予定)
※ 簡単ではありますが、本展覧会開催を記念し、
美味しいお酒と音楽をお届け致します。皆様お誘い合わせの上ご参加下さい。