ロンドンの食職人と仲間達 – マイクロビール製造所The Kernel Brewery London + Maltby Street Market

Kernel Brewery

Kernel Brewery
「地産地消」とはFUTURE OWNERSHIP JAPANでもよく取り上げるコンセプトであるが、こちらの記事でもご紹介した通り、この価値観が再認識される事は酒類製造の追い風ともなっている。

日本国内でも、その土地ならではの地ビールに遭遇した時に感じる、生産物への親近感や「産地で消費する」という腑に落ちる感覚は世界においても同じである。どんな人達が、どんな環境で、どんな想いでその商品を創っているのか、という事をきちんと知った上でその商品を購入する。そんな誠実な消費のあり方が地産地消の根底にはあるのではないだろうか。

ビール製造を開始して2年にも満たないが、「体内に入るものはローカルに調達する」という意識を持った人達が賛同するビール製造所がロンドンのThe Kernel Brewery London

元々ビールシーンが盛んなロンドンではあるが、そんな中でも着実に高評価を得ている職人芸。製造している商品は、インディア・ペイル・エールやポーター・ビール(ローストしたモルトで香り・色付けしたもの)等、イギリスならではのエール・ビールといったラインアップとなっており、毎週土曜日の9時〜16時のみ製造所にて直売される。

このKernel Brewery Londonにも代表されるように、近年、上質な食を提供する生産者達から直接購入する事への関心が生活者の中で高まっている。
そんな中、様々な食に関する職人達が集まるコミュニティ直売所が、同じく毎週土曜日に開催されるMaltby Street Marketである。

monmouth

monmouth
(Monmouthのコーヒー豆 ↑)

普段は閑散としたエリアだが、週末になるとチーズ職人、コーヒー職人、バイオダイナミック農業者、ワイン職人等、多様な分野が一堂に会する。きっかけは2009年にMonmouthというコーヒー生産者が平日は保管と製造目的で使用していた倉庫を週末には一般の人々に開放し、活動内容を紹介する場として活用し始めた事。当初から一切の告知無しに始まったこの試みが、徐々に生産者を呼び込み、生活者へと口コミで伝達されたとの事。

ロンドン内には、Borough Marketという最も有名なフードマーケットが存在する。ここは、生産者にとっては人通りが多い分、ビジネス的なメリットがある一方で、観光客で溢れるようになってからは地元の常連客が遠のいてしまい、本来最も大切であった人と人との繋がりが希薄化してしまったため、この現状を嘆いている生産者も少なくない。そのため、その買い物のしやすさと、商品の品質により、現在はこちらに軍配が上がりつつある。

maltby street

maltby street

(Maltby Streetに出店するNeal’s Yard Dairy)
(Photo via The blue hour, Monmouth, Neal’s Yard Dairy)

 

The Kernel Brewery London
http://www.thekernelbrewery.com/index.html

The Maltby Street
http://www.maltbystreet.com/

 

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